がんと治療と家族の毎日

ステージ4 進行胃がんと戦う父の闘病記録を中心に、がんについてあれこれ綴っていくブログ。

抗がん剤治療に向けた中心静脈ポートの設置

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大学病院に入院後、父の抗がん剤治療としてSOX療法を行うことが決まった。

 

SOX療法選択の経緯はこちら。

 

 

 

父は、入院するまでの丸2週間まともに食事が取れておらず、治療方針が決まった時点でかなり消耗していた。

 

一刻も早く癌細胞の勢いを落とすことに加えて、栄養面の改善が急務であり、SOX療法治療開始に合わせて中心静脈ポート (CVポート)を設置することが決まった。


中心静脈ポート(CVポート)とは

細いチューブであるカテーテルを介して中心静脈までつなげた点滴の投与口を指す。

 

具体的には、鎖骨の下の静脈を介して心臓の近くの太い静脈(上大静脈)にカテーテルを留置し、ポートそのものは胸の皮膚の下に埋め込む。

 

点滴をする時は、ポートに専用の針を刺して使用する。

 

CVポートのメリットは

メリットは色々あるが、最も大きな点として、血管へのダメージを抑えつつ、確実かつ繰り返し薬剤の点滴投与が可能になる点が挙げられる。

 

基本的に抗がん剤は細胞障害性を持つ薬剤であり、
静脈投与を繰り返すと血管に炎症を起こしたり、血管外に漏れると周囲の組織を障害する可能性がある。

 

また、治療開始時点の父のように、低栄養状態かつ口から食事が出来ない場合、1日分のカロリーに相当するような高カロリー輸液が必要になるが、非常に高濃度な輸液も静脈に炎症を引き起こす。

 

腕の血管に比べて心臓に近い中心静脈は血管が太い上に血流も多く速いため、CVポートを使って投与された薬剤はすぐに薄まり、これらの繰り返し投与が可能になる。

 

設置にかかる時間は

CVポートの設置は手術ではあるものの、1時間もあれば全て終わるため、父の場合はSOX療法を開始した日の午前中に行った。

 

しかし、専用の針を切らしていたといういう理由でSOX療法を始めたその日にはCVポートを使うことが出来なかった。