【この記事について】

この記事は、私が初めて胃カメラ・大腸カメラを受けた時の体験記です。

この時点では「大腸ポリープが見つかった」という認識でしたが、その後、大腸がんが発覚しました。

この記事では当時の検査前日・当日の流れや、下剤を飲んだ時の感覚、検査中に何を感じたかをできるだけそのまま残しています。

後から振り返って思うことは色々ありますが、ここではまず、当時の記録として残しておきたいと思います。

なお、この記事はあくまで個人の体験談です。血便、腹痛、便通の変化などがある場合は、自己判断せず医療機関に相談してください。

自分はいわゆるアラフォー世代だが、この時点まで一度も内視鏡検査を受けたことはなかった。

胃カメラも、大腸カメラも、である。

 

もともと胃腸は強い方ではなく、慢性的に軟便や下痢があり、痔による出血もたびたびあった。

そのため、多少トイレットペーパーに血が付く程度であれば、「また痔だろう」と考えるようになっていた。

しかし、2017年の夏頃、これまでとは明らかに違う血便が出た。

 

その時点で受診していればよかったのだが、当時の自分はすぐには動かなかった。

 

その後、父の進行胃がんが発覚したことをきっかけに、ようやく胃と大腸の内視鏡検査を受けることになった。

父の胃癌についてはこちら。

胃がんが発覚する前の自覚症状は減らない体重と足の痛み父がステージ4の胃がんと診断されるまでの経緯について、備忘録を兼ねて時間軸・ポイントとなった症状を数回に分けてまとめていきたいと思う。 ...
結果として、大腸内視鏡検査で直腸に15mm大の腺腫性ポリープが見つかった。

この記事では、初めて胃カメラ・大腸カメラを受けた時の流れと、検査前日・当日の様子をまとめておきたい。

大腸ポリープ発見までの自覚症状

もともと胃腸が弱く、痔による出血もあった

元々、胃腸が弱く、頻繁にお腹を下していた。

慢性的に軟便、下痢であり、それに伴い切れ痔やいぼ痔が頻繁に生じており、トイレットペーパーに血が付く程度のことはよくあることだった。

2017年夏頃:これまでとは違う血便が出る

そんな中、2017年の夏頃に突然、血便が出てきた。

まさに鮮やかな赤=血液の色の鮮血便だった。

お腹の痛みも通常と特段変わらなく、パッと見てわかる血便はこれまで出たことは無かったため、ギョッとしたことはよく覚えている。

この時は、これはマズイなぁとは思ったものの、痔ということにしておこう、繰り返すようだったら考えよう、と見なかったことにした。

2017年11月:父の胃がんをきっかけに検査を決意

頻繁ではないものの、時々血便が混ざるという状態が続いていたが、大腸内視鏡に対する心理的ハードルから相変わらずそのままにしていた。

この頃、心窩部痛(みぞおちの痛み)も重なり、まさに胃腸全体の不調を抱えていた。

そんな中、父の進行胃癌が発覚し、いよいよ妻からのプレッシャーに押され、胃と大腸について内視鏡検査を受けることになった。

胃カメラの体験談

今回は職場の病院で11月中旬に予約を入れ、12月中旬に上部 (食道・胃・十二指腸)、その1週間後に下部 (大腸)の内視鏡を受けた。

消化器の専門医達に聞いた検査を受ける病院選びのポイントはこちら。

大腸内視鏡検査はどこで受けるべきか|大病院とクリニックの違い、選び方のポイント個人的には当初から自分の勤めている病院以外はあまり考えていなかったのだが、消化器外科の友人は自宅の近隣のクリニックで受けたとの話を聞いた...

今回の検査は時期的に忘年会やらクリスマスやらと参加しないといけない行事が多く、色々な意味で大変だった。

上部消化管内視鏡 (胃カメラ)検査当日の流れ

午後からの検査だったため、朝食は食パンを半分程度食べ、以後絶食で時間になったら外来へ行った。

外来ではまず消泡剤を一気飲みし、その後、キシロカインスプレーで喉に麻酔をしてからマウスピースをくわえ、鎮静剤を注射してもらう。

この時、注射しに来たのがかなり久しぶりに会う後輩で、元気にやってる? なんて話を少ししたが、記憶が残っているのはここまで。

意識が戻った時には全て終わっており、ベッドの上だった。

極めてアッサリと終了。

検査の結果、胃そのものは問題なく軽い逆流性食道炎だった。

父の胃癌が発覚したばかりだっため、家族は安心していた。

大腸カメラの体験談

検査前日の食事と下剤

食事制限の指示については夕食からしか出ていなかったが、その日は昼から消化に良い食事に気を配り始めた。

夕飯は素うどんにし、夜9時以降絶食となった。

また、翌日腸を空っぽにするため、この時点であらかじめ処方されていたピコスルファートナトリウム(下剤)を一気飲み。

この下剤は7時間後くらいから効果が出始めるため、早ければ翌日の午前4時くらいからお腹が下るはず。

そのため、その日は早く寝た。

検査当日の朝:下剤がなかなか効かない

いつお腹が下るかとドキドキしながら朝5時に目が覚める。

しかし、一向にお腹が下らない。

この薬だけで便通が結構ある人もいるようだが、自分のお腹は微動だにせず。

ちなみに、この下剤は腸内細菌に分解されて効果が出る薬なので効果が出るまで時間がかかり、個人差がかなり出る。

これは困ったと、とりあえず水をガブガブ飲み始め、朝7時くらいにようやく一回出る。

が、出たのはそれっきり。

モビプレップを飲む

午前中の検査だったのでそのまま外来へ行き、今度は腸管洗浄剤であるモビプレップを水を片手にチビチビ飲む。

実際の検査は、この薬で腸管を完全に空っぽにしてから始まる

ちなみに、モビプレップは1Lを飲むことになるが、その際に半分量の水分(500ml)も飲まなければならない。

実際には、モビプレップ500mlを30分で飲んで、水かお茶250mlを10分で飲む、という40分が1セットであり、これを繰り返す。

モビプレップは体液よりも浸透圧の高い高張液であり、従来の薬(ニフレック)よりも飲む量を減らせるメリットがある一方で、高張液のため体内から水分が腸管へ集まることで脱水になる可能性があり、水分補給は必須だ。

味としては、塩分濃度が高いため口当たりが悪く、梅ジュースのような味がする。

モビプレップを飲み始めてすぐにお腹が下り始め、早朝から水をガブ飲みしたおかげか、750ml飲んだくらいで完全に透明になり、晴れて検査のOKサインが出た。

大腸内視鏡検査本番

検査着に着替え横になったら鎮静剤を注入してもらい、意識が朦朧としてる中検査はサクサクと進んだ。

ぼんやりとした意識の中で、結構大きなポリープがありますね、と言われたことは覚えているが記憶は断片的だ。

15mm大の腺腫性ポリープが見つかる

検査終了後、15mm大の腺腫性ポリープが直腸にあるので切除した方が良いという話になり、2月に改めて切除することになった。

大腸ポリープ切除当日のあれやこれやについて昨日から引き続き、大腸のお話。 https://www.survive-gastriccancer.com/diet-for-co...
ABOUT ME
ひろかず
医学研究者/論文ベースで解説。 論文情報に加えて記載している著者の見解は私見であり、医療判断は主治医とご相談ください。