胃がん闘病記録

SOX療法の小休止 〜病院からの一時退院〜

2017年11月下旬から始まった父のSOX療法だが、2クール目の休薬期間に入った時点で2017年も年の瀬だった。

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抗がん剤の投薬をひとまず2クール終え、入院時のまさに一刻を争う状態からかなり落ち着いてきたことに加えて、病院側の入院期間による診療報酬の問題からこのタイミングでの退院が提案された。

ちょうど2クール目の途中で孫の誕生日があり、毎年みんなでやっていた誕生日会にも参加できなかったことが父にとっては余程残念だったようで、何が何でも家に帰って孫に会うと非常に気合が入っていた。

退院の期間

退院期間は、12/31から1/4までの5日間。

緊急事態に備えて、主治医から救急部に話を通しておいてもらい、バックアップ体制を整えた上でいよいよ退院となった。

12月31日

弟が父を迎えに行った。

退院してきた父は顔も若干ふっくらし、血色も比較的良さそうだった。

ただ、自宅の階段の上り下りに非常に苦労していたため、部屋からあまり動かない生活を送っていたようだ。

1月1日

子供を連れて父に会いに行ったが、とても嬉しそうだった。

自分の子供も、1ヶ月半ぶりにおじいちゃんと会えてとても喜んでおり、その日はほぼ一日中、ベッドサイドで遊んでいた。

1月2日

久しぶりに兄弟が実家に集まり、父と家族全員が顔を合わせた。

2017年に結婚した兄弟もおり、家族が増えたのでとても賑やかな新年会となった。

病院とは違う雰囲気に父もリフレッシュできたようだった。

ただ、この日あたりから退院時に比べて顔がやつれてきており、栄養不足になっている印象を受けた。

1月3日

この日は静かに過ごしていたようだ。

ここまでの4日間を通じて、自宅でもなんとか過ごせることがわかったことが父としては自信になったようだった。

その一方で、食事が問題となることも明確になった。

以前よりは食べられるようになったとはいえ、そもそも量があまり食べられないため栄養不足に陥りやすいわけだが、家での食事は病院食に比べて全体的に固く食べづらかったらしく、この点の改善が必要だった。

1月4日

一時退院の期間を大過なく過ごし、当初の予定通りにこの日の早朝、父は再度入院した。

この日以降、SOX療法の詳細は治療効果の評価を行い、治療は3クール目に突入した。

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