Dr.Hiro's blog

胃がんの闘病記録から始まった、主にがんについてあれこれ綴っていくブログ。

胃がん ステージ4発覚まので経緯2【食欲不振と腹水の発覚】 

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前回のエントリーの続き。

 

 

ある日を境に、ジェットコースターのように事態が急速に展開していった。

 

11月上旬 腹水貯留の発覚

昼間に母からメールが入った。

 

父が内科クリニックを受診し、大きな病院にすぐに行った方が良いと言われ、総合病院に行ったらしい、と。

 

内科には、食欲不振を症状として受診していた。

 

そして、クリニックで腹部エコーを撮ったところ、お腹に水が溜まっているので、すぐに精密検査をした方が良いと言われたらしい、と続けて連絡がきた。

 

このメールを見た瞬間、頭に浮かんだのは進行がん、ステージ4という単語だった。

 

どこのがんが腹膜播種してるのだろうか、、

 

そもそもがん検診は定期的に受けてるはずだから、スキルス胃がんのような見つけにくいがんなのか、、

 

などと考えている間にも母から、お腹に水って、がん、、かしら、、?とのメール。

 

ハッキリとは言いづらく、とりあえず本人から検査結果を聞かないとわからないよね、とだけ返したことを強く覚えている。

 

この日父は、総合病院の外来で血液検査を受け、翌日の造影CTと翌週月曜の胃カメラの予約だけして帰ってきた。

 

今すぐ検査入院しませんか?と勧められたようだが、仕事があることを理由に断ったらしい。

 

その日の夜、実家に行き、父と会った。

 

病院では入院期間が明示されず、そんな何もわからん状況じゃ入院なんかできないとまくし立てていた。

 

父の言い分もわかるが、医療者側の立場もよくわかるだけに複雑な気分だった。

 

お前はどう思う?

と、直近の健康診断の結果とこの日父が受けてきた血液検査の結果を見せられた。

今年の春の健康診断時点で貧血があり、要再検査の指摘がついていた。

父に確認したところ、貧血を甘く考えたのか、再検査を受けていなかった。

 

がん検診についても聞いてみると、2年前にピロリ菌を除菌する前に受けたきり、受けていないことがわかった。


人生でこれまで一度も貧血を指摘されたことのなかった父の今回の貧血が、がんまたは潰瘍からの出血によるものなのだろうとこの時直感した。

言い換えれば、健診の再検査を受け、貧血の原因を精査していれば半年早く今回のがん疑惑に気づけた可能性が高く、その半年が決定的な大きな違いになるであろうことを父に言うことは出来なかった。

 

また、その日の総合病院での血液検査の結果で強く印象に残ったのはCRPとD-ダイマーの値。

CRPは炎症反応を表す項目だが、通常10も出ていればかなり辛い状態なはずで入院措置を考えるべきだが、父は30以上になっていた。

また、D-ダイマーは血栓が出来ていることを反映する項目であり、これも高値を示していた。

足の痛みは静脈血栓のせいなのかな、とこの時点で思った。

そして、相当辛いであろう父にもっと強く入院を勧めるべきだろ、と病院にも憤りを感じた。

 

この時はまだ父本人にも若干の余裕が残っていたし、自分はがんでは無く、違う病気だと強く信じているようだった。

 

がんでは無いと思いたかったのかもしれない。

 

しかし、程なくして胃がんステージ4との確定診断に至ることになる。

 

発覚までの経緯3に続きます。