がんと治療と家族の毎日

ステージ4 進行胃がんと戦う父の闘病記録を中心に、がんについてあれこれ綴っていくブログ。

がんゲノム医療とがん遺伝子パネル検査まとめ update版

がんゲノム医療についてご存知だろうか。 ゲノムというのは、生物として成立するために必要な遺伝子1セットという意味の言葉だが、がんゲノム医療というのは、がんに関連する遺伝子を大規模に調べ、その結果に基づく医療を実施しようというものだ。 最近、Pr…

ステージ4胃がんへのSOX療法 4クール目の治療効果とセカンドオピニオン

しばらく父の記事を書いていなかったが、SOX療法を継続しており、4クール目もTS-1を通常量で実施した。 2クール終了後の治療効果についてはこちら。 その後、治療効果の評価を行うとともに、がん研有明病院でも治療についてセカンドオピニオンを貰ったので、…

大腸ポリペクトミーの結果、直腸癌と診断された件について

さて、覚えていらっしゃる方がどれだけおられるのかはわからないが、私、hirokazuは昨年12月に15mm大のポリープが大腸に見つかり、 今から約3週間前にそのポリープの内視鏡手術を受けた。 術後について詳細を記事にしていなかったが、今回それを記事にしたい…

胃癌治療におけるオプジーボ(ニボルマブ)のまとめ

近年、抗がん剤の進歩は著しく、一昔前は太刀打ち出来なかったがんに対して新たな治療選択肢の開発がどんどん進んでいる。 現在、臨床試験(治験)中の薬剤も多く、がん全体で考えるとこれから怒涛の勢いで様々な薬が出てくる予定だ。 しかし、残念なことに、…

代替医療を検討するがん患者が知っておくべき基礎知識。その2

先日に続いて、代替医療シリーズ第二弾。 今回は、代替医療を検討するにあたり知っておくべき現行医療における代替医療の位置付けについてまとめたい。 そもそも代替医療って 代替医療の多くは科学的な裏付けが弱い 科学的な裏付けが弱いことの何が問題か そ…

大腸ポリープ切除当日のあれやこれやについて

昨日から引き続き、大腸のお話。 前回の検査時は、前日の下剤(ラキソベロン)を飲んでもほとんど変化なく洗腸剤へと突入したが、今回は下剤がバッチリ効いたようで朝5時に腹痛で目が覚めた。 なんだか前回とスタートが違うとちょっと不安になるが、早朝だった…

大腸ポリープ切除前日の食事を大公開 -朝食・昼食・夕食の実例とおすすめ・NG食材-

以前、大腸内視鏡検査を受けてポリープが見つかったという記事を書いた。 検査は去年の年末に受け、2ヶ月後に内視鏡による切除治療(ポリペクトミー; ポリペク)の予約を取ったわけだが、時が経つのは早いもので、いよいよ明日その当日を迎える。 基本的には、…

代替医療を検討するがん患者が知っておくべき基礎知識。その1

ひょんなことから今回のお題を頂いた。 きっかけは、胃がんを克服されたブロガーいずみ様のページを通じて代替医療を紹介しているとあるサイトを見たことだ。 サイトの内容を要約すると、 代替医療に積極的に取り組んでいるアメリカはがんの死亡率が下がり、…

ステージ4胃がんへのSOX療法 ここまでの治療効果の確認と治療3クール目

進行胃癌である父のSOX療法 3クール目が2018年1月早々から始まった。 また、2クールを終えたこのタイミングで原発巣に対するここまでの治療効果について評価を行った。 1クール目については、こちら。 2クール目については、こちら。 SOX療法 3クール目を始…

腹膜播種で腹水が生じる理由と腹膜播種を伴う胃癌が手術できない理由

父は、腹水を伴う進行胃癌だ。 胃癌と診断された時点で腹水がかなり溜まっており、腹水の細胞診で印環細胞癌の存在が確認されている。 印環細胞癌についてはこちら。 腹膜播種を有するステージ4という状態のため、手術は適応外であった。 母をはじめ、家族か…

SOX療法の小休止 〜病院からの一時退院〜

2017年11月下旬から始まった父のSOX療法だが、2クール目の休薬期間に入った時点で2017年も年の瀬だった。 抗がん剤の投薬をひとまず2クール終え、入院時のまさに一刻を争う状態からかなり落ち着いてきたことに加えて、病院側の入院期間による診療報酬の問題…

ステージ4 進行胃癌に対するSOX療法 2クール目

進行胃癌である父のSOX療法 2クール目が2017年12月から始まった。 1クール目については、こちら。 1クール目に生じた問題として腎機能の低下があったため、2クール目もTS-1については減量で行なった。 また、腹水や足の浮腫についても1クール目の段階では反…

ステージ4 進行胃癌に対するSOX療法 1クール目

高度な腹水貯留を伴う進行胃癌と診断された父の治療としてSOX療法を選択してから数日たった2017年11月下旬、いよいよ治療が始まった。 治療法選択の経緯はこちら。 診断までの経緯はこちら。 SOX療法初日 TS-1 オキサリプラチン SOX療法開始後、2日目 SOX療…

抗がん剤治療に向けた中心静脈ポートの設置

大学病院に入院後、父の抗がん剤治療としてSOX療法を行うことが決まった。 SOX療法選択の経緯はこちら。 父は、入院するまでの丸2週間まともに食事が取れておらず、治療方針が決まった時点でかなり消耗していた。 一刻も早く癌細胞の勢いを落とすことに加え…

専門医に聞いた内視鏡検査を受ける際の病院選びのポイント

個人的には当初から自分の勤めている病院以外はあまり考えていなかったのだが、消化器外科の友人は自宅の近隣のクリニックで受けたとの話を聞いた。 そこで、大腸内視鏡検査を受けるにあたり、場所ごとにどんなメリット・デメリットがあるのか実際に内視鏡を…

大腸内視鏡検査の体験記 -15mm大 大腸ポリープの発見-

自分はいわゆるアラフォー世代だが、これまで一度も内視鏡検査を受けたことはなかった。 しかし、父の進行胃癌発覚を契機に検査を受けた結果、15mm大の大腸ポリープの発見につながった。 父の胃癌についてはこちら。 あと数年、内視鏡検査を受けない生活を続…

スキルス胃癌と印環細胞癌の違い、ついでに深達度(ステージ)

父の胃癌は印環細胞癌だ。 ネットで検索すると印環細胞癌 = スキルス胃癌という記事が沢山見つかるため、父はスキルス胃癌なのだと母は思っていた。 今回は、印環細胞癌とスキルス胃癌の違いについて簡単にまとめておきたいと思う。 印環細胞癌とスキルス胃…

余命1ヶ月宣告からの抗がん剤治療 ステージ4胃がんへのSOX療法の選択とその治療原理

父のがんは、腹膜播種している進行胃がんのため外科的な切除は適応外であり、可能な治療は基本的に薬物療法(抗がん剤治療)となる。 腹膜播種を伴う胃癌がなぜ手術できないのかについてはこちら。 父の抗がん剤治療にSOX療法を選択した経緯とその治療原理につ…

ステージ4進行胃がんと診断されるまでの経緯 ③ 〜印環細胞癌の確定診断〜

前回の続き。 総合病院を受診してから4日で進行胃がんと判明し、2週間程度で病理診断に至った。 以下、詳細。 <11月上旬 CT予約を取った翌日> 前日に引き続き、総合病院へと父は一人でCTを撮りに行った。 造影CT検査の簡単な結果説明も受けて帰ってきたよう…

ステージ4進行胃がんと診断されるまでの経緯 ② 〜腹水貯留の発覚〜

前回のエントリーの続き。 ある日を境に、ジェットコースターのように事態が急速に展開していった。 <11月上旬> 痛む部位が右足から左足に移動したという話を父から聞く。 痛みも増し、持続的になっていた。 いよいよ循環器内科を受診した方が良いと勧めたが…

ステージ4進行胃がんと診断されるまでの経緯 ① 〜がん発覚前に起きた足の症状〜

父が末期がんと診断されるまでの流れを時系列にざっくりとまとめたいと思う。 初めて病院に受診したのが10月下旬で、診断がついたのは11月中旬。 本人に聞く限り、胃がんらしいわかりやすい初期症状はなかったらしく、一見関係なさそうな足の異常から話は始…

父が末期がんと診断されて

昨年末、父が末期の胃癌と診断された。 本人曰く、これまで自覚症状はほとんどなく、家族一同にとってもまさに晴天の霹靂だった。 父はまだ60を過ぎたばかりで診断される1ヶ月前に会った時は元気そのものだったのに、今は見る影もない。 これまで定期的に検…